「中小企業診断士の勉強はいつから始めるのがベストなんだろう?」
中小企業診断士の勉強をこれから始めようと考えておられる方の中には、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
先に結論を言ってしまいますと、思い立ったが吉日です!
つまり、「中小企業診断士の勉強を始めよう!」と思ったらソッコーで取り掛かりましょうということです。
ただ、診断士の勉強を始めようと思い立つ時期は人それぞれバラバラですよね。
そこでこの記事では、開始時期ごとにどのような学習計画で勉強を進めていくべきかを解説していきたいと思います。
もちろん、勉強を始めるべき時期が「思い立ったが吉日」である理由についても記載しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
中小企業診断士試験のスケジュール感を確認
まずはじめに、中小企業診断士試験のスケジュール感をざっくり確認しておきましょう。
月 | 概要 |
5月 | 1次試験受験申込開始 |
7月上旬 | 受験票の発送 |
8月上旬 | 1次試験 |
9月上旬 | 1次試験合格発表 2次試験受験申込開始 |
10月中旬 | 2次筆記試験 |
12月上旬 | 2次口述試験受験者発表 |
12月中旬 | 2次口述試験 |
12月下旬 | 2次試験合格発表 |
上記が、中小企業診断士試験のスケジュール感です。
こちらを頭に入れたうえで勉強開始時期について考察していきましょう。
中小企業診断士の勉強開始時期は「思い立ったが吉日」である理由
冒頭で申し上げた通り、中小企業診断士の勉強開始時期は思い立ったが吉日です。
その理由としては以下の3点が挙げられます。
- 1年でストレート合格できる人は約3%と激戦の試験である
- 科目数が多く、勉強時間が少なくなればなるほど不利
- 科目合格制度がある
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
1年でストレート合格できる人は3%未満と激戦の試験である
まず、中小企業診断士は非常に難易度が高い資格試験で、1年でストレート合格できる人は3%未満と言われています。
単純に考えて、1年フルに使ったとしても100人中97人は落ちるということです。
そう考えた場合に、通常のカリキュラムが始まる10月頃まで待って始めるよりも、少しでも早く勉強を始めておいた方がいいのはお分かりいただけるのではないでしょうか。
また、仮に4月頃に中小企業診断士に興味を持ったとして、10月になってなお興味を持ち続けている保証もありません。
「鉄は熱いうちに打て」というコトワザがあるように、興味を持ったその瞬間が一番モチベーションも高く勢いにも乗りやすいので、ハンパな時期に興味を持っても、その時に勉強をスタートさせた方が宜しいかと思います。
なお、当サイトでは過去10年分の合格率をまとめた記事もご用意しておりますので、気になる方は以下の記事もご覧ください。
中小企業診断士の合格率を過去10年分まとめて分析してみました
科目数が多く、勉強時間が少なくなればなるほど不利
これも上記に通じるものがありますが、中小企業診断士試験は1次試験だけで全部で7つの科目があり、一つひとつの科目のボリュームもなかなかの量となっております。
科目は以下の7つです。
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理(オペレーション・マネジメント)
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
で、これだけの科目を勉強しようと思うと、もちろんそれだけ時間もかかります。
中小企業診断士試験は一般的に合格するまでに最低でも1,000時間の勉強時間が必要と言われており、短期間でこれだけの時間を確保するのはなかなか難しいでしょう。
勉強開始時期が前倒しになればなるほど勉強に費やせる時間も当然長くなりますので、知識量も増え合格できる可能性が上がります。
逆に開始時期が遅れればそれだけ勉強時間も短くなるでしょうし、試験合格に向かう上で不利になります。
科目合格制度がある
中小企業診断士試験は科目数が多く勉強時間確保も大変だとお話ししました。
「前倒しで勉強しても最初の方に勉強した科目を覚えてられないよ。。」
という方には朗報!...というか皆さんご存じだとは思いますが(笑)中小企業診断士試験には科目合格制度がありますので、複数年での合格を目指しやすくなっております。
科目合格制度をご存じでない方に軽く説明しておきますね。
科目合格制度とは
1次試験の7科目はそれぞれ満点の60%が合格基準点で、この基準点を越えた科目については合格した年度を含めて3年間は科目免除が受けられる制度。
仮に7科目のうち3科目が基準点越えで残り4科目が基準点以下だった場合、2年目に勉強するのは1年目に基準点以下だった4科目だけで済むので、負担もかなり減らすことが可能です。
1年ストレート合格を目指すとなると7科目をギチギチに頭に詰め込んで勉強しないといけませんが、科目合格制度があることで2年合格戦略、3年合格戦略といった具合にご自身の生活スタイルに応じて計画を決めることができるというわけです。
中小企業診断士試験に挑戦するのを決めた時期がハンパな時期であっても、まずは科目合格を目指すという戦略も取れますので、「思い立ったが吉日」だと言えます。
なお、当サイトでは各年数における合格戦略をまとめた記事もご用意しておりますので、宜しければこちらも参考にして下さい!
各年数における合格戦略まとめ記事をチェック!
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開始時期ごとにおすすめの勉強方法を解説!
ここからは開始時期ごとにおすすめの勉強方法を解説していきたいと思います。
上記で合格までに必要な勉強時間についてチラッと1,000時間と書きましたが、実際に合格を目指すとなると当サイトでは1,300時間を確保することをおすすめしております。
ですので、以下から解説する各月ごとの勉強戦略において勉強時間を算出する際、この1,300時間をベースとして考えておりますので事前にお伝えしておきます。
こちらを踏まえ、各科目で合格に必要な時間をザックリ割り出しました。
2次試験にも関連する科目は試験のキモになる部分ですので、時間を多めに配分する構成にしてます。
科目 | 勉強時間 |
経済学・経済政策 | 180時間 |
財務・会計 ※2次試験対応科目 |
280時間 |
企業経営理論 ※2次試験対応科目 |
260時間 |
運営管理 ※2次試験対応科目 |
260時間 |
経営法務 | 90時間 |
経営情報システム | 140時間 |
中小企業経営・中小企業政策 | 90時間 |
合計 | 1,300時間 |
あと、重要な予備知識として優先すべき科目順の記事にも事前に目を通しておいていただければより理解が深まると思います。
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ではこれより説明に移りますが、ひと月ごとに解説しててだいぶ長いのでリンクも用意しておきますね。
ご自身の現状に合わせてご活用いただければ幸いです。
それでは早速見ていきましょう!
9月に勉強開始予定の方
毎年8月に中小企業診断士の1次試験が行われますので、ちょうど1年の勉強期間を確保できる9月から解説していきますね。
9月に勉強を開始される方は色々と戦略を取ることができるのがメリット。
1年でストレート合格を狙う事も可能ですし、勉強時間の確保が難しいのであれば複数年計画で挑戦することもできます。
それぞれ、1年ストレート合格を狙う場合と2年で合格を狙う場合の学習計画を見てみましょう。
【9月~】1年ストレート合格を目指す場合
試験までの残り月数 | 12ヶ月 |
試験までの残り日数 | 365日 (平日260日) (休日105日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 108時間 |
1日当たりの勉強時間 | 3時間半 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間 【休日】1日7時間半 【合計】1,307時間半 |
※日数に関しては大体で計算してます
まず、1年でストレート合格を目指すには1日平均で3時間半の勉強時間が必要になってきます。
この時点で結構キツイと感じられる方も多いのではないでしょうか。
実際、中小企業診断士の取得を目指す方のほとんどがサラリーマンの方なので、平日に多くの学習時間を取るのはなかなか厳しいでしょう。
そういった方には、平日は1日2時間、休日にガッツリ7時間半の勉強時間を取ることをおすすめします。
休日の大半が勉強になりますが、毎日8時間労働が基本となっている日本人としては、1日7時間半の勉強というのはまぁイケる範囲ではないかなと思います。
優先する科目順も重要なので間違わないようにして下さいね。
それでもきついという方は無理せず2年で合格を目指すプランでいきましょう。
【9月~】2年で合格を目指す場合
試験までの残り月数 | 24ヶ月 |
試験までの残り日数 | 730日 (平日520日) (休日210日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 54時間 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日1時間半 【休日】1日2時間半 【合計】1,305時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
9月から2年で合格を目指す場合はかなり余裕が出てきますね。
1日当たりの必要勉強時間も平均2時間で済みますし、無理なく学習を進める事が可能だと思います。
で、1年目と2年目に勉強する科目としては以下がおすすめです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
- (2年目の苦手科目 ※財務・会計がおすすめ)
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
1年目は2次試験に関係の無い4科目を重点的に学習しましょう。
この4科目については2年目は綺麗さっぱり忘れてしまっても問題ありません。(実務的には完全に忘れたら困りますがw)
ただ、上記4科目だけでは恐らく1年目の勉強時間が余ってくると思いますので、その時間を利用して2年目の科目も随時進めて行きましょう。
中でも「財務・会計」は苦手意識を持つ人がかなり多い科目なので優先科目として取り扱う事を検討されてはいかがでしょうか。
なお、すでに簿記2級以上や税理士資格をお持ちの方は充分知識がありますので、他の2科目に注力すると宜しいかと思います。
1年計画、2年計画どちらでも可!1日に割ける勉強時間からどちらの戦略でいくか決めましょう!
10月に勉強開始予定の方
10月に勉強開始予定の方も1年目でストレート合格を狙う事も可能ですし、複数年で挑戦することもできるのでご自身の現状に合わせて計画を立てることができます。
こちらも、それぞれ1年目ストレート合格を狙う場合と2年目で合格を狙う場合の学習計画を立ててみたので確認してみましょう。
【10月~】1年ストレート合格を目指す場合
試験までの残り月数 | 11ヶ月 |
試験までの残り日数 | 334日 (平日237日) (休日97日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 118時間 |
1日当たりの勉強時間 | 4時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間半 【休日】1日7時間半 【合計】1,320時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
当たり前ですが、9月に始めるよりも1日あたりに行うべき勉強時間は増えますので、それだけプライベートの時間などを削る必要があります。
とはいえ、平日は約2時間半、休日は7時間半勉強すれば悠々1,300時間を越えることができますので、無理な範囲ではないでしょう。
こちらも優先する科目順を間違えないようにこなしていくことが大事ですので、そのあたりをしっかり念頭に置きつつ勉強に集中していただければと思います。
「ちょっと厳しいかな。。」という方は無理せず2年プランにされることをおすすめします。
【10月~】2年で合格を目指す場合
試験までの残り月数 | 23ヶ月 |
試験までの残り日数 | 699日 (平日497日) (休日202日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 56時間半 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日1時間 【休日】1日4時間 【合計】1,305時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
10月から2年目の試験で合格を目指す場合は、1日平均約2時間で必要勉強時間にたどりつけるので、かなり余裕を持った学習計画が立てられそうです。
おすすめとしては、平日は1時間だけで余裕を残しつつ、休日にガッツリ4時間勉強するという方法。
仕事が忙しくてどうしても勉強に手が回らないという時期もあるでしょうし、そんな時でも1日1時間だけと決めておくと頑張れそうじゃないですか?
仮に1日サボってしまっても、翌日2時間勉強すればリカバリーできるので、精神的にもゆとりが出るかと思います。(ゆとり持ちすぎて「明日やろう」を積み重ねすぎたらダメですよw)
で、1年目と2年目に勉強する科目としては以下がおすすめです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
- (2年目の苦手科目 ※財務・会計がおすすめ)
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
こちらも9月の時に説明したのと同じく、1年目は2次試験に関係の無い4科目を優先して学習しましょう。
上記4科目だけでは1年目の勉強時間も余るかと思いますので、残りの時間は2年目の苦手科目に充てることをおすすめします。
特に「財務・会計」は苦手意識を持つ人が多い科目ですので、優先的に勉強することを検討されてはいかがでしょうか。
なお、すでに簿記2級以上や税理士資格をお持ちの方は充分知識がありますので、他の2科目に注力すると宜しいかと思います。
もしくは、1年目は勉強習慣をつける目的も加味して学習時間を少なめにし、4科目のみに絞る。2年目に入ってから勉強時間を増やして残り科目に取りかかるというのも良いと思いますよ。
1年計画、2年計画どちらでも可!1年では厳しそうと少しでも感じたら無理せず2年計画をおすすめします!
11月に勉強開始予定の方
11月開始予定の方まではギリギリ1年目での合格も狙える範囲かなと考えております。
ストレート合格、2年目合格ともにシュミレーションしてみましたのでご覧下さい。
【11月~】1年ストレート合格を目指す場合
試験までの残り月数 | 10ヶ月 |
試験までの残り日数 | 304日 (平日216日) (休日88日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 130時間 |
1日当たりの勉強時間 | 4時間半 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間半 【休日】1日9時間 【合計】1,332時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
いかがでしょう。正直結構キツイですよね(苦笑)
平日に4時間半の勉強時間を確保するというのはなかなか現実的ではありませんし、おすすめ学習計画で出しているような休日1日9時間というプランも相当厳しい条件だと思います。
逆に言えば、これくらいの事をしないと10ヶ月で中小企業診断士試験に合格できないということです。
毎年平均合格率が4%前後という難易度が示すとおり生半可な気持ちで取れる資格ではありませんし、短期間で取得するには何かを犠牲にして取り組む必要が出てきます。
家族サービスの時間を削る、自分の趣味の時間を削る、睡眠時間を削る等々、こういった覚悟は必要になるでしょうね。
まぁ上記の計算だと若干1,300時間をオーバーしますので、どこかでリフレッシュがてら勉強時間を減らすのも良いかと思います。
【11月~】2年で合格を目指す場合
試験までの残り月数 | 22ヶ月 |
試験までの残り日数 | 669日 (平日476日) (休日193日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 59時間 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日1時間半 【休日】1日3時間 【合計】1,293時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
11月から勉強開始される方には、私個人的には2年目で合格を狙う計画の方をおすすめします。
上記のとおり時間的にかなり余裕が出ますし、腰をしっかりと据えて勉強に取り組む事が可能だと思います。
平日に1日1時間半頑張れば、休日は3時間の勉強でも必要勉強時間にほぼ到達できる計算になりますから、家族サービスや自分の趣味の時間などもしっかり確保できるのも嬉しいところ。
なお、上記の計算だと若干1,300時間に届きませんので、更にどこかで補う必要がある点はご注意下さい。
さて、では1年目と2年目に行うべき科目について目を向けてみましょう。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
- (2年目の苦手科目 ※財務・会計がおすすめ)
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
9月、10月の時同様、1年目は2次試験に関係の無い4科目を優先して学習しましょう。
上記4科目だけでは1年目の勉強時間も多少余るかと思いますので、残りの時間は2年目科目の中では苦手意識を持つ人が多い「財務・会計」を優先的に勉強してはいかがでしょうか。
すでに簿記2級以上や税理士資格をお持ちの方はこの限りではありませんが、大体の方は「財務・会計」で一番つまづきますので...。
もしくは、1年目の勉強時間を減らして4科目に絞り、2年目から勉強時間を増やして残り3科目に挑むというのもひとつの手です。
中小企業診断士試験では毎年、鬼のような難易度の「地雷科目」というのが出現しますので、仮に運悪く1年目の4科目に地雷科目があっても、2年目で充分リカバリー可能なのも良い点だと思います。
1年目合格も狙えるが相当キツイ。何を犠牲にしても翌年に絶対取りたい!という方以外は2年計画が無難です!
12月に勉強開始予定の方
さて、12月に入ると1年目でストレート合格を狙うのはめちゃくちゃキツイです。
1日平均5時間勉強しないといけませんし、さすがに現実的ではありません。
というわけで、12月勉強開始の方からは2年目合格のプランのみご提案していきたいと思いますが、以下の2パターンをご用意しました。
- 1年目からしっかり編
- 1年目はゆったり編
順番に見ていきましょう。
【12月~】2年目で合格を目指す場合(1年目からしっかり編)
試験までの残り月数 | 21ヶ月 |
試験までの残り日数 | 638日 (平日454日) (休日184日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 62時間 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日1時間半 【休日】1日3時間半 【合計】1,325時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
まず1年目からしっかり学習していく計画ですが、上記のとおり平日1時間半、休日3時間半という割と余裕を持った学習計画でも充分合格に必要な勉強時間のラインはクリアできます。
こちらの計画の場合、1年目と2年目に勉強する科目は以下がおすすめです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
- (2年目の苦手科目 ※財務・会計がおすすめ)
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
計画通り進めると1年目の勉強時間が若干余るので、2年目の科目で苦手意識を持つ方が多い「財務・会計」に少しずつ取りかかっておきましょう。
すでに簿記2級以上や税理士資格をお持ちの方は別科目でも問題ありません。
ではお次に「1年目はゆったり編」を見てみましょう。
【12月~】2年目で合格を目指す場合(1年目はゆったり編)
1年目 | 【平日】1日1時間 × 194日 = 194時間 【休日】1日2時間半 × 79日 = 197時間半 【合計】391時間半 |
2年目 | 【平日】1日2時間 × 260日 = 520時間 【休日】1日4時間 × 105日 = 420時間 【合計】940時間 |
合計 | 1,331時間半 |
※日数に関しては大体で計算してます
1年目はとりあえず勉強する習慣を身につけたいという方はこのような計画でも良いでしょう。
それでも1年で400時間弱勉強時間を取れる計算になるので、2次試験関連科目以外の4つのうち、3科目は取り組めるはずです。
おすすめの科目計画としては以下の通りです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経営法務
2次試験関連科目でない中から経営法務を2年目に回した形になります。
まぁこれは人によって何を2年目に回すか考えていただければいいと思いますが、私個人的には暗記科目かつ最も負担が少ないものが「経営法務」だと感じたためこのかたちにしました。
あとひとつ言えることとすれば、「中小企業経営・中小企業政策は絶対に1年目に終わらせておいた方がいい」という事です。
こちらも暗記科目なのですが、暗記する内容というのが非常に覚えにくい!汗
このあたりは以下の記事でも詳しく書いてますので、お時間がある方はぜひ見てみて下さい。
【受験経験者が語る】中小企業診断士で簡単な科目と難しい科目は?ランキング形式で解説!
12月からは2年計画にしましょう!1年目は勉強習慣をつけるためにゆったり目の計画を組むのもOKです!
1月に勉強開始予定の方
1月も12月同様、1年目でストレート合格を狙うのは不可能に近いので、2年目合格のプランをご紹介したいと思います。
こちらも以下の2パターンをご用意しました。
- 1年目からしっかり編
- 1年目はゆったり編
順番に見ていきましょう。
【1月~】2年目で合格を目指す場合(1年目からしっかり編)
試験までの残り月数 | 20ヶ月 |
試験までの残り日数 | 607日 (平日432日) (休日175日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 65時間 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間半 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間 【休日】1日2時間半 【合計】1,301時間半 |
※日数に関しては大体で計算してます
1年目からしっかり学習していく計画については、上記のとおり平日2時間、休日2時間半という計画で充分合格に必要な勉強時間のラインはクリア可能です。
平日が2時間と少々重めになってるので、このあたりはご自身の生活スタイルに合わせて休日の負荷を増やすというのもアリでしょう。
で、上記の計画で進めていく場合の各年ごとの勉強科目は以下がおすすめです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
計画通り進められたと仮定すると、500時間以上の勉強時間を1年目で確保できることになりますので、2次試験に関連しない4科目を集中して勉強することをおすすめします。
理想としては地雷科目が出てきたとしても突破できるくらいの知識を身につけておきたいですね。1年目で4科目クリアできれば2年目は精神的にもかなり楽ですから。
ではお次に「1年目はゆったり編」を見てみましょう。
【1月~】2年目で合格を目指す場合(1年目はゆったり編)
1年目 | 【平日】1日1時間 × 172日 = 172時間 【休日】1日3時間 × 70日 = 210時間 【合計】382時間 |
2年目 | 【平日】1日2時間 × 260日 = 520時間 【休日】1日4時間 × 105日 = 420時間 【合計】940時間 |
合計 | 1,322時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
こちらは12月編でもお伝えしたものとほぼ同様の内容になります。
1年目については平日は1日1時間、休日は1日3時間という無理のないペースで行い、2年目に突入してから更に勉強量を増やしていきます。
おすすめ科目計画についても12月と同じになります。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経営法務
2次試験関連科目以外の中で、経営法務を2年目に回したかたちですね。
個人的に暗記科目かつ最も負担が少ないものが「経営法務」だと感じたためこのようにしてますが、それ以外の科目でご自身が得意だと思う科目があるのであれば、その科目を2年目に回しても良いでしょう。
あと、これも12月編で同じことを言っていますが「中小企業経営・中小企業政策は絶対に1年目に終わらせておいた方がいい」です。
こちらも暗記科目になりますが、暗記する内容が非常に覚えにくく、毎年苦戦する受験生が多い難易度の高い科目です。
各科目の難易度については以下の記事でも詳しく書いてますので、宜しければこちらも参考にして下さい。
【受験経験者が語る】中小企業診断士で簡単な科目と難しい科目は?ランキング形式で解説!
2年計画がベスト!1年目は勉強習慣をつけるためにゆったり目の計画を組むのもおすすめです!
2月に勉強開始予定の方
2月から開始の方についても、2年目合格のプランをご紹介したいと思います。
こちらも以下の2パターンをご用意しました。
- 1年目からしっかり編
- 1年目はゆったり編
順番に見ていきましょう。
【2月~】2年目で合格を目指す場合(1年目からしっかり編)
試験までの残り月数 | 19ヶ月 |
試験までの残り日数 | 579日 (平日412日) (休日167日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 68時間半 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間半 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間 【休日】1日3時間 【合計】1,325時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
まず、1年目からしっかり学習していく場合は平日2時間、休日3時間でスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。
こちらも1月の計画と同様に平日が2時間と少々重めになってるので、ご自身の生活スタイルに合わせて休日の方に比重を増やすというのもいいと思います。
で、上記の計画で進めていく場合の各年ごとの勉強科目については以下がおすすめです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
こちらも1月の計画と同様ですが、1年目は2次試験に関連しない4科目に集中して勉強しましょう。
計画通りいけば500時間弱の勉強時間を取れるので、地雷科目が出てきたとしても突破できるくらいの知識を身につけておきたいところです。
ではお次に「1年目はゆったり編」を見てみましょう。
【2月~】2年目で合格を目指す場合(1年目はゆったり編)
1年目 | 【平日】1日1時間 × 152日 = 152時間 【休日】1日3時間 × 62日 = 186時間 【合計】338時間 |
2年目 | 【平日】1日2時間 × 260日 = 520時間 【休日】1日4時間半 × 105日 = 472時間半 【合計】992時間半 |
合計 | 1,330時間半 |
※日数に関しては大体で計算してます
上記プランを見てみますと、1年目については平日は1日1時間、休日は1日3時間という比較的余裕のあるペースとなっております。
一方、勉強に慣れてきた2年目からは一気に勉強量を増やすので、慣れるまでは少々辛く感じる期間もあるかもしれません。
まぁそれも一過性のもので人間は慣れる生き物なので、最初の1月くらいは歯を食いしばって頑張ってください!
各年ごとのおすすめ科目計画については以下の通りです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営法務
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経営情報システム
1年目に確保できる勉強時間が割と少ないので、2次試験関連科目以外の中では比較的勉強時間を確保しておいた方が良い「経営情報システム」を2年目に回しました。
ただ、苦手分野にも個人差がありますので、一番苦手で時間を要しそうだと思うものを2年目に持っていくのがいいかなと思います。
なんといっても大体の受験生が一番苦労したと言う「中小企業経営・中小企業政策」を1年目に配置してるので、その他に苦手分野があると相当シンドイと思います。
各科目の難易度については以下の記事でも詳しく書いてますので、宜しければこちらも参考にして下さいね。
【受験経験者が語る】中小企業診断士で簡単な科目と難しい科目は?ランキング形式で解説!
2年計画でいきましょう!どんな学習計画にするにせよ、「中小企業経営・中小企業政策」だけは1年目に終わらせておきたいところです!
3月に勉強開始予定の方
3月から開始の方についても、2年目合格のプランを2つご紹介したいと思います。
以下の2パターンをご用意しました。
- 1年目からしっかり編
- 1年目はゆったり編
順番に見ていきましょう。
【3月~】2年目で合格を目指す場合(1年目からしっかり編)
試験までの残り月数 | 18ヶ月 |
試験までの残り日数 | 548日 (平日390日) (休日158日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 72時間半 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間半 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間 【休日】1日3時間半 【合計】1,333時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
1年目からしっかり学習していく計画では平日2時間、休日3時間半というスケジュールで充分合格に間に合う勉強時間を確保できます。
こちらも1~2月の計画と同様、平日の勉強時間が2時間とやや重いので、ご自身の生活スタイルに合わせて休日の方に時間をズラすのもいいでしょう。
で、上記の計画で進めていく場合の各年ごとの勉強科目については以下がおすすめです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経営法務
2次試験に関連しない4科目の中で、一番負担が少ないであろう「経営法務」を2年目に持っていきました。
計画通りに勉強しても2次試験に関連しない4科目すべてを勉強するには少々時間が足りないため、このようなかたちにしてます。
ただ、2次試験に関連しない4科目の中でひとつでも得意科目があればその科目の勉強時間を大幅に削れるので、そういった場合は経営法務も1年目に組み込んでしまいましょう!
ではお次に「1年目はゆったり編」にいきたいと思います。
【3月~】2年目で合格を目指す場合(1年目はゆったり編)
1年目 | 【平日】1日1時間 × 130日 = 130時間 【休日】1日3時間 × 53日 = 159時間 【合計】289時間 |
2年目 | 【平日】1日2時間 × 260日 = 520時間 【休日】1日5時間 × 105日 = 525時間 【合計】1,045時間 |
合計 | 1,334時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
1年目については平日は1日1時間、休日は1日3時間という比較的余裕のあるペースで勉強習慣をつけ、2年目から一気にペースを上げるスケジュール感です。
1年目に確保できる時間が相当短くなってきてるので、あくまでも本番は2年目だと心得ておいてください。
各年ごとのおすすめ科目計画については以下の通りです。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経営情報システム
- 経営法務
1年目に確保できる勉強時間がかなり少ないので、1年目に勉強する科目は「経済学・経済政策」と「中小企業経営・中小企業政策」に。
特に「中小企業経営・中小企業政策」は暗記科目とはいえ毎年多くの受験生が苦しむ科目なので、1年目にクリアしておきたいところです。
経済学・経済政策は2次試験に関連しない科目の中では唯一暗記科目ではないので、1年目に終わらせておいた方が無難でしょう。
また、2年目に入ってからは暗記科目以外に先に取り掛かると良いかと思います。つまり、「経営情報システム」と「経営法務」以外ですね。
暗記科目は最悪意味が分からなくても暗記してしまいさえすれば点数が取れるので、試験日程に比較的近い日付でガッツリ覚えてしまうのがベスト。
残りの3科目は2次試験にも対応する重要科目ですので、しっかりと勉強時間を割くようにしましょう!
2年計画で、できれば最初から飛ばし気味で勉強したいところ!最初に楽をすれば後が結構シンドイです!
4月に勉強開始予定の方
4月から勉強を開始される方は、1年目の試験に間に合うボーダーラインにかなり迫ってきてる状態です。5月に試験の申込が開始されますからね。
こちらも2年目合格のプランを2つご紹介したいと思います。
- 1年目からしっかり編
- 1年目はゆったり編
順番に見ていきましょう。
【4月~】2年目で合格を目指す場合(1年目からしっかり編)
試験までの残り月数 | 17ヶ月 |
試験までの残り日数 | 518日 (平日369日) (休日149日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 76時間半 |
1日当たりの勉強時間 | 2時間半 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間 【休日】1日4時間 【合計】1,334時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
1年目からしっかり学習していく計画の場合、平日2時間、休日4時間と、1日あたりの勉強時間もなかなかのボリュームになってきます。
「休日にもっと勉強できるよ!」という方は平日の体力消耗を避けるために10分ずつでも休日に回した方がいいかもしれませんね。
では、上記の計画で進めていく場合の各年ごとの勉強科目を確認してみましょう。
【1年目】
- 経済学・経済政策
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経営法務
こちらも3月の計画同様、2次試験に関連しない4科目の中で一番負担が少ない「経営法務」を2年目に回したかたちになります。
できれば1年目の3科目については取りこぼししないように徹底的に知識を詰め込んでおきたいですね。
ではお次に「1年目はゆったり編」を見てみましょう。
【4月~】2年目で合格を目指す場合(1年目はゆったり編)
1年目 | 【平日】1日1時間 × 109日 = 109時間 【休日】1日3時間 × 44日 = 132時間 【合計】241時間 |
2年目 | 【平日】1日2時間 × 260日 = 520時間 【休日】1日5時間 × 105日 = 525時間 【合計】1,045時間 |
合計 | 1,286時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
まず1年目については平日1日1時間、休日は1日3時間という余裕のあるペースで勉強習慣を身につけ、2年目から勝負をかけていく計画になります。
上記計画通りだとほんの少しだけ目標勉強時間に到達しないので、どこかで補完していただければと思います。
で、各年ごとのおすすめ科目計画については以下の通りです。
【1年目】
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経済学・経済政策
- 経営法務
1年目に確保できる勉強時間は非常に少ないので、1年目に勉強する科目は「経営情報システム」と「中小企業経営・中小企業政策」に。
両方暗記科目になるので、少ない勉強時間でも知識を詰め込んで本番を向かえればなんとかなります。
本来であれば2次試験に関連しない科目の中で唯一暗記科目ではない「経済学・経済政策」を終わらせておきたいのですが、さすがに勉強時間が少なく厳しいでしょう。
また、2年目に入ってからは暗記科目である「経営法務」以外から手を付けていきましょう。
「試験に合格する」という観点から見れば、例え意味がイマイチ分かってなくても問題に正解さえすれば合格できます。そういった意味では暗記科目は最後に詰め込み勉強でもOKという考え方です。
残りの4科目のうち経済学・経済政策以外の3科目は2次試験に対応する重要科目になりますので、しっかり勉強時間を取るようにしてくださいね。
1年目に試験を受けられるラインが迫ってきてます!1科目でも多く1年目に合格できるように計画を組みましょう!
5月に勉強開始予定の方
5月から勉強を開始される方は、ギリギリ1年目の試験に間に合うラインです。5月に試験の申込が開始されて6月の初旬には大体申込みが締め切りになりますからね。
こちらも2年目合格のプランを2つご紹介したいと思います。
- 1年目からしっかり編
- 1年目はゆったり編
順番に見ていきましょう。
【5月~】2年目で合格を目指す場合(1年目からしっかり編)
試験までの残り月数 | 16ヶ月 |
試験までの残り日数 | 487日 (平日347日) (休日140日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 81時間半 |
1日当たりの勉強時間 | 3時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間 【休日】1日4時間半 【合計】1,324時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
1年目からしっかり学習していく計画の場合、平日2時間、休日4時間半勉強すれば、2年目での合格ラインに乗せることが可能です。
上記の計画で進めていく場合、各年ごとのおすすめ勉強科目は以下のようになります。
【1年目】
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経済学・経済政策
1年目からある程度頑張って勉強を進めていくにしても、さすがに5月から勉強を始めるとなると1年目に確保できる勉強時間は限られてきます。
そこで、ひとまず科目数を稼ぐという意味で勉強時間が少なくても合格出来る可能性の高い3科目を1年目に選出。
これらはすべて暗記科目になるので、1年目のアイドリングという意味でもちょうどいいかもしれませんね。
ではお次に「1年目はゆったり編」を見てみましょう。
【5月~】2年目で合格を目指す場合(1年目はゆったり編)
1年目 | 【平日】1日1時間 × 87日 = 87時間 【休日】1日3時間 × 35日 = 105時間 【合計】192時間 |
2年目 | 【平日】1日2時間 × 260日 = 520時間 【休日】1日5時間半 × 105日 = 577時間半 【合計】1,097時間半 |
合計 | 1,289時間半 |
※日数に関しては大体で計算してます
こちらの計画でいきますと、1年目については平日1日1時間、休日は1日3時間で勉強する習慣を身につけ、2年目から勝負をかけていくというかたちになります。
各年ごとのおすすめ科目計画については以下の通りです。
【1年目】
- 経営法務
- 中小企業経営・中小企業政策
【2年目】
- 企業経営理論
- 運営管理
- 財務・会計
- 経済学・経済政策
- 経営情報システム
1年目に確保できる勉強時間は非常に少ないため、1年目に勉強する科目は「経営法務」と「中小企業経営・中小企業政策」に狙いを絞ると良いかと思います。
両方暗記科目かつ少ない勉強時間でも知識を詰め込んでしまえばOKタイプなので、1年目になんとしても2科目とも合格しておきたいところ。
他の科目に的を絞るということも考えの一つとしてありますが、やはり1年目の勉強時間からしてこの2科目が妥当かなと感じます。
また、2年目の計画の中では「経営情報システム」が唯一の暗記科目になるので、こちらは一番最後に回しましょう。最初の頃に勉強しても結局忘れてしまいますからね。
2年目の比重はかなり重いですが、1年目にゆったり計画でいくとこのようなスケジュール感になるのは頭に入れておきましょう。
1年目に試験を受けるギリギリライン!1科目でも多く1年目に合格できるように計画を組みましょう!
6月に勉強開始予定の方
6月から勉強を開始される方は1年目の試験には間に合いませんので、2年目の試験に全力投球するかたちになります。
おすすめの学習計画は以下の通りです。
試験までの残り月数 | 15ヶ月 |
試験までの残り日数 | 457日 (平日326日) (休日131日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 87時間 |
1日当たりの勉強時間 | 3時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間 【休日】1日5時間 【合計】1,307時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
平日に2時間、休日は1日あたり5時間の勉強時間を確保できれば、合格に必要な目安勉強時間に到達することが可能です。
1年目の試験申し込みには間に合わないため一発で合格を目指す必要がありますが、試験まで15ヶ月ありますし、少しずつ勉強を積み重ねていけば合格は充分狙える範囲になります。
ただ、一次試験で地雷科目が出てきた時にしっかり対処できないと一年合格が伸びてしまいますので、難しい問題が出ても合格できるだけの知識を備えておきたいところです。
1年目の試験には間に合わないので、2年目での一発合格を目指しましょう!地雷科目が出てきてもクリアできるだけの知識量を!
7月に勉強開始予定の方
7月から勉強を開始される方も1年目の試験には間に合いませんので、2年目の試験に全力投球する計画を採りましょう。
おすすめの学習計画は以下の通りになります。
試験までの残り月数 | 14ヶ月 |
試験までの残り日数 | 426日 (平日304日) (休日122日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 93時間 |
1日当たりの勉強時間 | 3時間 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間半 【休日】1日4時間半 【合計】1,309時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
上記の通り、平日に2時間半、休日は1日あたり4時間半の勉強時間を確保できれば、合格に必要な目安勉強時間に到達することが可能です。
平日に2時間半の勉強時間を確保するのは結構しんどいとは思いますが、通勤時間や仕事のお昼休みなどのちょっとしたスキマ時間を上手に活用すれば、いけない範囲ではないはずです。
どうしても平日にこれだけの時間を取れないという方は、休日に若干余裕のある計画になっているため、休日の方に勉強時間を回しても宜しいかと思います。
2年目での一発合格を目指しましょう!スキマ時間を上手に活用し、平日にも勉強時間の確保を!
8月に勉強開始予定の方
最後に8月から勉強を開始予定の方についての計画です。
8月は中小企業診断士の1次試験が行われる月になりますので、約1年で合格を目指すかたちになります。
おすすめの学習計画を見てみましょう。
試験までの残り月数 | 13ヶ月 |
試験までの残り日数 | 396日 (平日282日) (休日114日) |
1ヶ月当たりの勉強時間 | 100時間 |
1日当たりの勉強時間 | 3時間半 |
おすすめ学習計画 | 【平日】1日2時間半 【休日】1日5時間半 【合計】1,332時間 |
※日数に関しては大体で計算してます
8月から勉強を開始する場合は、平日に2時間半、休日は1日あたり5時間半の勉強時間を確保しましょう。
これにより、かなり余裕を持って目安の勉強時間をクリアすることが可能です。
試験が近づくに連れて暗記科目の優先度を上げていくのがいいと思うので、勉強して最初のうちは暗記科目にはあえて触れずに、それ以外の科目を勉強していくようにしましょう!
試験が近づくに連れて暗記科目の優先度を上げていきましょう!勉強し始めの頃はそれ以外の科目で!
【明確な理由アリ】中小企業診断士の勉強には通信講座がおすすめ!
ここまで、各月ごとに勉強開始予定の方に向けた勉強方法の提案などについて長々書いてきましたが、私個人的には独学というのはあまりおすすめはしません。
中小企業診断士試験は1次試験だけでも7科目も勉強しないといけませんので、苦手分野が出てきた際、独学だと非常に苦労するからです。
通学講座も悪くはないのですが、受講料が高い、学校が近くにないとダメ、スケジュールの融通が利きにくいなどの欠点もあります。
そこで、私的には通信講座で学習されることをおすすめします!
以下に、中小企業診断士の勉強に通信講座がおすすめできる理由を挙げてみました。
- 半端な時期でもすぐに勉強を開始できる
- スキマ時間を活かして効率よく学習できる
- 1回の受験で科目合格を狙う場合は安価な通信講座だと節約できる
上記理由について、ひとつずつ解説していきますね。
半端な時期でもすぐに勉強を開始できる
まずひとつ目は「半端な時期でもすぐに勉強を開始できる」という点です。
上記で解説してきた通り、中小企業診断士の勉強は思い立ったが吉日ですぐに学習を始めた方が有利です。
しかし、通学講座では開講される時期というのがある程度決まっているため、すぐに勉強をスタートさせることができません。
このタイムラグってかなり勿体ないですし、いつでも好きなタイミングから学習を始められる通信講座はスタートダッシュを決められるという意味ではかなりおすすめです。
スキマ時間を活かして効率よく学習できる
通信講座はスマホやタブレット端末があれば学習を進められるものがほとんどですので、通勤時間や家事の合間など、ちょっとしたスキマ時間を有効活用して勉強を進められます。
中小企業診断士は1次試験だけでも7科目もあり、勉強時間の確保というのが命題。
特に診断士試験に挑まれる方の多くはサラリーマンの方ですので、仕事以外の時間をいかに勉強に充てられるかが勝負になってきます。
1日のうちにまとまった時間を取れる事ってそんなにないでしょうし、スキマ時間を上手に使って勉強できる通信講座はメリットが非常に大きいです。
1回の受験で科目合格を狙う場合は安価な通信講座だと節約できる
1回の受験でストレート合格を目指さず科目合格を狙う計画を立てた場合は、安価な通信講座だと節約にもなります。
例として、大手資格学校であるTAC(タック)の通学講座と、科目ごとの選択もできる通信講座のアガルートとクレアールを比較してみましょう。
ここでは財務・会計を選択したケースとして金額を出しました。
学校名 | 受講料(税込) | 講座名 |
TAC | 46,000円 | 1次単科生[基本編]財務・会計 |
アガルート | 27,800円 | 総合講義 財務・会計 |
クレアール | 22,000円 | 1次合格パーフェクトコース(1次1科目) |
このように、1科目だけでも倍程度の金額差が出ます。
これが7科目分積み重なるとかなりの金額差になるのは言うまでもありません。
もちろんTACが悪いというわけではなく、大手ならではの安心感や蓄積されたノウハウなどいい面もあります。
しかし、こと複数年計画で挑むという方においては、アガルートやクレアールなどの通信講座を利用された方がお得に受講できます。
アガルートもクレアールも実績ある通信教育の学校ですし、教材自体もかなりハイクオリティに作り込まれています。
なお、両校とも毎月キャンペーンも行っており、上記金額よりも更に安くなりますので、現在の受講料を知りたい方は下記の記事をご確認ください!
現在のキャンペーン状況をチェック!
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【お得に受講!】2024年度向け中小企業診断士講座割引キャンペーン情報まとめ
本記事でご紹介している中小企業診断士の通信講座で、2024年度の試験対策向けに開講されている講座のうち、割引キャンペーンを実施しているところをまとめてみました。 中小企業診断士の講座は割と高額なところ ...
【厳選3校】おすすめの中小企業診断士通信講座
中小企業診断士の勉強には通信講座がおすすめである理由を書いてきましたが、「じゃあ結局どの通信講座がいいの?」という方もいらっしゃるかと思います。
当サイトでご紹介している中でも、以下の3つが特におすすめです。
- アガルート
- スタディング
- クレアール
どういう通信講座なのか軽く解説しておきますね。
アガルート【合格したら全額返金+3万円進呈!?】
アガルートでは、無事試験に合格した暁には受講料の全額返金+お祝い金3万円が進呈されるという、他が真似できないような超豪華特典がついています。
テキストも図表多めでフルカラーと視覚的に理解しやすいですし、単科講座もあるので科目合格を目指したい方にもピッタリです。
受講生サポートとして回数無制限の質問サポートと添削指導がついているので、初学者の方でも安心して学習に取り組めるのも魅力的。
コスパ的にも非常に優秀ですので、真っ先に検討したい講座です!
1科目当たりの目安受講料:18,000円
アガルートの解説記事をチェック!
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アガルートアカデミーの中小企業診断士通信講座を徹底調査!講座内容はいい?評判・口コミなどは?
AGAROOT ACADEMY(アガルートアカデミー)は、最近になって非常に注目されてきている通信講座メインの資格学校です。 社労士や司法書士、行政書士といった難関国家資格も取り扱っており、今後もどん ...
スタディング【完全ペーパーレスの次世代型講座!】
スタディングは、完全ペーパーレスで学習を完結できるという次世代型の通信講座です。
スマホ1台あれば勉強できるので、スキマ時間を使って効率よく合格を目指すことが可能。
受講料も業界最安水準で非常に安いですが、講座の質もしっかり保たれているためコスパも抜群です。
独自の"学習マップ"も思考の整理に役立ちますよ♪
1科目当たりの目安受講料:15,000円
スタディングの解説記事をチェック!
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スタディングの中小企業診断士通信講座を徹底調査!講座内容はいい?評判・口コミなどは?
スタディングの中小企業診断士通信講座は完全ペーパーレスを実現した通信講座で、マルチデバイス対応でいつでもどこでも学習できるのが大きな特徴です。 スタディングと講座名が変わるまでは「通勤講座」という名前 ...
クレアール【非常識合格法で効率よく合格を目指せる!】
クレアールは独自の勉強方法である「非常識合格法」が特徴。
こちらは試験に出る確率が高い部分を重点的に学習し効率よく合格を目指すというもので、勉強時間がなかなか確保できないという方にとってはかなりありがたい勉強方法となっております。
その他、無料回数無制限の質問サポートや添削指導など、初学者の方でも安心して勉強に集中できる環境が整っています。
1科目当たりの目安受講料:20,000円
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クレアールの中小企業診断士通信講座を徹底調査!講座内容はいい?評判・口コミなどは?
クレアールの中小企業診断士講座では、『非常識合格法』という勉強方法を採用しており、これがクレアール一番の特徴であり強みです。 後ほど詳しく解説しますが、これは合格に必要な部分のみを徹底的に勉強する学習 ...
1科目当たりの目安受講料を安い順に並べてみました
上記でおすすめした中小企業診断士の通信講座はどれもおすすめできますし、受講料もかなり安いものがほとんどです。
最後に、1科目当たりの目安受講料を安い順に並べてみました。
学校名 | 1科目当たりの目安受講料 |
スタディング | 15,000円 |
アガルート | 18,000円 |
クレアール | 20,000円 |
「受講料も重要視して選びたい!」という方はぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
今回の記事では、「中小企業診断士の勉強はいつから始めるのがベスト?」という疑問にお答えしつつ、開始時期ごとにおすすめの勉強方法を挙げて解説してきました。
結論としては、中小企業診断士の勉強は「思い立ったが吉日」ですぐ始めるのがおすすめです!
上記で解説した各月ごとの学習計画も参考にしつつ、診断士試験の突破を目指していただければと思います^^
なお、こちらも本文中に触れましたが、中小企業診断士の勉強を始めるにあたって通信講座を活用すると非常に効率が良いです。
当サイトではおすすめの通信講座をランキング形式でご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみて下さい!
\効率良く合格を目指せる!/